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​いつも自分を後回しにしてしまう人へ

いつも誰かのことを優先してしまう。頼まれると断れない。自分が少しくらい無理をすれば丸く収まるなら、とつい頑張ってしまう。

そんなふうに、気がつけばいつも「自分は最後」になっていませんか。

周りから見ると、あなたはきっと優しくて、気が利いて、責任感のある人です。誰かの役に立てることに喜びを感じるし、できるだけ迷惑をかけたくないと思っている。


だからこそ、つらくても「大丈夫」と言ってしまうし、本当は余裕がないのに「できるよ」と笑ってしまう。

でも、その優しさのいちばん後ろに、いつもあなた自身が置き去りになっているのだとしたら、少しだけ立ち止まって考えてほしいのです。自分を後回しにすることは、一見すると美徳のように見えます。けれど、それが続くと、心は静かにすり減っていきます。

 

かつて私も「人柄のいい人になりたい」「人として成長したい」思いから、人のために力を尽くすことがその願いを叶えるものと思って過ごしていました。


ちゃんと休めていないのに頑張り続けたり、本当は嫌なのに我慢を重ねたり、自分の気持ちにふたをし続けたりすると、何もかもが苦しくなってきます。

「こんなことでつらいなんて、自分が弱いのかな」
「忍耐力がないのは、心ができていないからかな」そんなふうに、自分のしんどさまで否定してしままっていました。結果、病気にもなります。

でも、つらいものはつらいんですよ。苦しいものは苦しい。そこに、誰かと比べる必要なんてなかったと、今ならわかります。

あなたが疲れているなら、休んでいい。あなたが苦しいなら、助けを求めていい。あなたが嫌だと感じたなら、その気持ちは大切にしていい。

自分を大切にすることは、わがままではありません。


むしろ、「自分を大切にできてこそ、誰かにもやさしくできる」のです。

たとえば、喉がからからなのに、ずっと誰かに水を配り続けることはできませんよね。死んじゃいますからーー。

 

心も同じです。自分の中が空っぽのままでは、やさしさも思いやりも、いつか無理をしてひねり出すものになってしまいます。


それはとても苦しいことです。だから、まずは自分に問いかけてみてください。

「私は今、ほんとうはどうしたい?」
「何を我慢している?」
「何に疲れている?」
「誰かの期待ではなく、自分の気持ちはどこにある?」

すぐに答えが出なくてもかまいません。


今までずっと自分を後回しにしてきた人にとって、自分の本音を聞くことは簡単ではないからです。だから、少しずつでいいんです。


今日のごはんを自分の好きなものにする。
10分だけでもひとりで過ごす。
無理な誘いに「今回はやめておくね」と言ってみる。
助けてほしいときに「ちょっとしんどい」と口にしてみる。

そんな小さな一歩でも、自分を大切にする練習になります。

あなたがいつも周りを大切にしてきたことを、私は知っています。だからこそ、これからはそのやさしさを、ほんの少しだけ自分にも向けてあげてほしいのです。

誰かを優先できるあなたは、本当にすてきです。


でも、あなたの人生の主役は、あなたです。あなたの心を守れるのも、あなたの声をいちばん近くで聞いてあげられるのも、本当はあなた自身です。

だから、どうか忘れないでください。


あなたは、後回しにされていい存在ではありません。大切にされるべき人の中に、ちゃんとあなたも入っています。

今日くらいは、誰かのためではなく、自分のために休んでください。「頑張らなきゃ」ではなく「よく頑張ってる」と言ってあげてください。自分の気持ちを見て見ぬふりしないでいてください。

あなたが自分を大切にすることは、何も間違っていません。


むしろ、それはこれから先をやさしく生きていくために、とても必要なことです。


もう少しだけ、自分のことも愛してあげて。あなたが思っている以上に、あなたは大切な存在なのだから。

もし、自分を大切にしたいと思ったときや、ひとりで抱えることに少し疲れてしまったときは、どうぞお話しに来てください。


安心して気持ちを話せる時間をご一緒できたらうれしいです。

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