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​本当の自分が大切にしていることを知る3つの質問ワーク

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毎日を頑張っていると、「自分が本当は何を大切にしているのか」がわからなくなることがあります。

 

やるべきことをこなし、周りに合わせ、期待に応えようとするうちに、気づけば自分の気持ちは後回しい。


「ちゃんとしているはずなのに、なんだか苦しい」、「間違ってはいないはずなのに、満たされない」そんな感覚を抱える方も少なくありません。

でもそれは、あなたが弱いからでも、わがままだからでもありません。もしかしたら今、自分の本音よりも、周りの声をたくさん聞いてきただけなのかもしれません。

本当の自分が大切にしていることは、最初からはっきり言葉になっているとは限りません。けれど、少し立ち止まって心に問いかけてみると、その輪郭は少しずつ見えてきます。

そこで今回は、自分の気持ちを見つめ直すための3つの質問ワークをご紹介します。

ノートやスマートフォンのメモを用意して、正しく答えようとせず、浮かんできたことをそのまま書いてみてください。うまくまとめなくて大丈夫です。


大切なのは、きれいな答えを出すことではなく、今の自分の心に気づいてあげることです。

1. 最近、どんなときに「少しうれしかった」「ほっとした」と感じましたか?

 

大きな出来事でなくてもかまいません。

たとえば、ひとりで静かに過ごせた時間。誰かに気持ちをわかってもらえた瞬間。好きな飲み物をゆっくり飲めた朝。無理せず「今日は休もう」と決められた日。

 

そんな小さな場面の中に、あなたが本当に求めているものが隠れていることがあります。

▶︎ もし「ほっとした」と感じたなら、あなたは安心や落ち着きを大切にしているのかもしれません。

▶︎ もし「わかってもらえて嬉しかった」と思ったなら、理解されることやつながりが大切なのかもしれません。

私たちは、苦しさには気づきやすいのに、心がやわらぐ瞬間は見過ごしてしまいがちです。


だからこそ、まずは自分の心が少しゆるんだ場面を思い出してみてください。そこには、あなたにとって大切なもののヒントがあります。

2. 反対に、どんなときに「これはつらい」「なんだか苦しい」と感じますか?

 

この質問では、あなたの中にある“違和感”に目を向けてみます。

たとえば、自分の気持ちを飲み込んだとき。急かされてばかりで落ち着かないとき。大切に扱われていないと感じたとき。期待に応えようとして無理を重ねたとき。

人は、自分が大切にしているものが傷つけられたときに、強いしんどさや違和感を覚えます。

つまり、苦しさの中には、「私は本当はこれを大事にしたい」という気持ちが隠れていることがあります。例えば...

▶︎ 雑に扱われることが苦しいなら、あなたは尊重されることを大切にしているのかもしれません。

▶︎ 自分のペースを乱されることがつらいなら、安心できるリズムや余白を大切にしているのかもしれません。

つらさは、できれば避けたいものです。でもそのつらさを丁寧に見ていくと、自分の本音に近づく手がかりになることがあります。

3. もし誰の期待も気にしなくていいとしたら、あなたは何を選びたいですか?

 

この質問は、「こうあるべき」を少し横に置いて、あなた自身の願いに触れるためのものです。

誰かに褒められるかどうかではなく、役に立つかどうかでもなく、正しいかどうかでもなく、ただ自分が「本当はこうしたい」と思うものは何でしょうか。

ゆっくり過ごしたい。無理のない働き方をしたい。もっと素直に気持ちを伝えたい。人と比べずに生きたい。好きなことを学びたい。安心できる人間関係の中にいたい。

そんなふうに浮かんでくる願いは、今まで心の奥でずっと大切にしてきたものかもしれません。もちろん、現実にはすぐに全部を変えられないこともあります。でも、自分が何を望んでいるのかを知るだけでも、心は少しずつ整っていきます。

本音を知ることは、わがままになることではありません。それは、自分を見失わないための大切な感覚を取り戻すことです。

3つの質問に答えたら、書いた言葉を静かに読み返してみてください。

そこに何度も出てくる気持ちはないでしょうか。


たとえば、「安心したい」「大切に扱われたい」「自分のペースを守りたい」「無理をしたくない」
わかってもらいたい」そんな言葉が繰り返し出てくるかもしれません。

その繰り返しこそ、あなたが本当は大切にしていることの輪郭です。

私たちはつい、「何を頑張るべきか」「どう見られるべきか」を先に考えてしまいます。けれど、本当に大切なのは、自分がどんな状態でいると心が安心するのかを知ることです。

それがわかってくると、人に合わせすぎて苦しくなることや、必要以上に自分を責めることが少しずつ減っていきます。

自分を知ることは、自分を大切にすることです。

 

本当の自分が大切にしていることは、誰かと比べるものではありません。がんばることを大事にする人もいれば、穏やかに暮らすことを大切にする人もいます。成長を求める人もいれば、安心できるつながりを何より大切にする人もいます。

どれが正しい、間違っている、ということではなく、あなたにとって何が大切なのかがいちばん大事です。

もし今までずっと、人に合わせることや期待に応えることを優先してきたなら、最初は自分の気持ちがわかりにくいかもしれません。


でも、それで大丈夫です。わからない自分を責める必要はありません。むしろ今は、「わからなくなるくらい頑張ってきたんだな」と気づいてあげることが大切です。少しずつでいいのです。


こうした問いを通して、自分の心に耳を澄ませる時間を持つこと。それが、自分を大切にする第一歩になります。

もしこの3つの質問を通して、「自分のことをもう少し大切にしたい」「本音を整理してみたい」そう感じたなら、その気持ちをどうか置き去りにしないでください。

ひとりで考えていると、自分の気持ちがよくわからなくなったり、“これくらい我慢しないと”と元に戻ってしまうこともあります。

そんなときは、安心してお話ししに来てください。あなたの気持ちを丁寧に受けとめながら、本当の自分が大切にしていることを一緒に見つけていく時間をご一緒します。

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